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エクステリアで使われる素材はすべてが自然由来のものとは限りません。
人工木材という素材があるのをご存知でしたか?
その人工木材とはどういうものなのか、さらに人工木材のメリット、デメリット、メンテナンス方法なども合わせて取り上げてみましょう。
三協アルミのひとと木、木粉を50%以上配合した人工木デッキです。
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人工木材とは
人工木材の明確な定義はありませんが、一般的には本物の木ではなく、木に似せて作られた工業製品のことを指します。
見た目は本物の木そっくりなものから、プラスチック感の残るものなど、さまざまな人工木材があります。
人工木材と一口に言っても、メーカーや材質によっていろいろな種類があります。主流は木粉と樹脂を混ぜ合わせたものや、樹脂のみでできたものです。
人工木材の大きな特徴は、メンテナンスの必要がないということです。そのための人工木材はウッドデッキやフェンス、柵といったエクステリアによく用いられています。
しかし、プラスチックを含む人工木材は直射日光に当たると高温になるため、使用方法によっては注意が必要です。
人工木材のメリットとは
天然木と比較して、人工木材のメリットとしては、まずメンテナンス性のよさが考えられます。天然木は年数が経過すると乾燥や湿度によって白銀化したり腐食したりします。ところが人工木材には腐食などの心配はありません。
人工木材は基本的に樹脂を使用しているので、汚れが付きにくいというメリットがあります。仮に汚れが付いたとしてもサンドペーパーで擦れば簡単に取れます。従って日々の清掃も非常に楽で、ブラッシングするだけで大丈夫です。
天然木の場合、ニスの塗り直しを定期的に行わないと腐食してきますが、人工木材の場合はニスの塗り直しは不要です。
また、本物の木ではないので干割れやささくれの心配もありません。
導入コストもランニングコストも天然木に比べると安く済むので家計にやさしい素材です。
人工木材のデメリットとは
人工木材は工業製品なので、天然木と比較すると色むらがありません。質感や色が安定しているという特徴は、人によっては味気なく個性や面白みがないと感じることもあります。
また、木材とポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチックを混ぜて作る人工木材は、太陽光を吸収し熱を保持しやすいという性質があります。そのため直射日光を浴び続けると、裸足で上を歩くことができないほど熱くなってしまいます。特に真夏の日中は要注意です。
プラスチックが含まれていることから天然木と比較して滑りやすいということに加え、静電気が発生することもあります。特に静電気については医療機器を身に着けている方は注意する必要があります。
人工木材のメンテナンス方法とは
人工木材は天然木に比べて白アリや腐食などのリスクがほぼ存在しません。ただ天然木と樹脂の混合物の場合、汚れだけでなく、カビや苔に対するメンテナンスは必要になります。
泥や埃などは水で流した後に、スポンジや布あるいはデッキブラシで清掃すれば手軽に清掃できます。
水だけで落ちにくい場合は、台所用の食器洗剤を併用することで、より効果的な清掃ができます。その際は水でよくすすぎ、布で拭き取って仕上げます。有機洗剤や油性の薬剤は素材を傷めるので使用しないようにして下さい。又、高圧洗浄機の使用も効率よく汚れを落とすためには有効です。
カビや苔などの頑固な汚れには、次亜塩素酸系の漂白剤(市販のカビ取りスプレーなど)を、製品の使用方法に従い使います。この際も水ですすぎ、布で拭き取ります。薬剤を使う場合、周辺の植物などに影響がでる可能性があるので注意して下さい。
さらに染み込んだ頑固な汚れや、焼け焦げなどについては、40番から60番程度のサンドペーパーで長手方向に擦り取ると汚れは落ちます。又、錆汚れには市販の木材洗浄剤も有効です。
人工木材というエクステリア素材とは
人工木材は本物の木に似た工業製品です。そのメリットには木のように腐食することがなくメンテナンスが楽であるという点があります。汚れもブラッシング程度で簡単に落ちます。ニスの塗り直しも必要なく、コスト面では天然木に比べ安くつきます。一方デメリットには、色むらが無いので平凡なこと、直射日光に当たると高温になること、滑りやすいこと、静電気を発生することなどがあります。
泥や埃などは簡単に落ちますが、カビや苔に対するメンテナンスは考えておかなければなりません。次亜塩素酸系の漂白剤を使えば落とすのが楽です。なお、しみ込んだような汚れはサンドペーパーで磨いて取るようにしましょう。最近はほとんど天然木と見分けがつかないような人工木材もあります。
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