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庭に緑を ー 植育のススメ ー

庭に緑を ー 植育のススメ ー
子どもたちは、好奇心や探究心が旺盛です。
とりまく環境から様々な情報を自然に吸収します。
植物は、そんな子どもたちに、たくさんの不思議を教えてくれます。

いろいろなものが便利に整備され、舗装された地面ばかりの環境の中で育つ現代の子どもたちに、私たち大人ができること。
それが「植育」です。

おおげさに地球の未来のためなどと考えると難しくなってしまいますが、おうちのお庭の中で土を残し、植物を植え、観察し育てる。
植物の成長する過程を観察したり、収穫したりすることで、喜びや大切さを学ぶ。
庭に来る小鳥や蝶などを観察する。
木や花を見て、情緒を育み、感受性の豊かな子に育てる。

お庭に少しでも緑を取り入れて、大人も一緒に楽しみながら、「植育」始めてみませんか?

一家に一本!実のなる木で感じる季節感
庭に緑を ー 植育のススメ ー
実がなる木、例えばジューンベリー、ブルーベリーなどは実も小振りで、洗ってすぐに口に入れられるので、ご家庭に植えるには人気があります。

お子様と一緒に取った実をジャムにしたり、ソースにしたり、冷凍にして毎朝のヨーグルトに入れても、お手軽に朝食の栄養バランスを取ることができます。
生地に混ぜて、チーズケーキを焼いてもおいしいです。
(チーズケーキ自体は、市販のクリームチーズの箱にレシピが書いてあります。簡単にできます)

我が家の娘(今年成人します)は、小学生の頃、学校から帰ったら、いの一番にブルーベリーの木のところへ行き、ちょうどよい頃合いの実を選び、おやつに食べていました。
花が咲き、実が膨らみ始め、実の色を見ながら食べるタイミングを見極める毎年のサイクルから季節を感じ、楽しみが増えるはず。
今、振り返ると、親子でとてもよい思い出になっています。

食べることへの興味を育てる家庭菜園
庭に緑を ー 植育のススメ ー
自分で作った野菜はおいしい!
野菜嫌いのお子様の克服するきっかけも実は自分で育てるということだったりします。

お庭の一部を花壇にして野菜を育てるというご家庭も増えています。
特に夏野菜は育てるのが簡単で、ミニトマトやキュウリ、ナスにピーマンなど、園芸店で苗を購入し、水やりから愛情込めて育てると一層おいしく実ります。
何を植えたいかなどお子様に選ばせることで、お庭や自然への興味を沸かせます。

我が家では、春の花・スイートピーの代わりに、堂々と玄関横の花壇にさやえんどうを植えていました庭に緑を ー 植育のススメ ー
スイートピーもマメ科の植物なので、さやえんどうの花もスイートピーと同じようにかわいらしく、道行く人の目を楽しませてくれます。
花を楽しんだ後は、食べて楽しむ!
朝ごはんのサラダの彩りにしたり、お弁当の一品にしたり、いつでもちょこちょこ収穫して使えるので、お母さんも大助かりですよ。

庭に緑を ー 植育のススメ ー
「植育」と言えば「食育」とつながって、どうしても収穫して食べることばかりに目がいきがちですが、例えば、私たちも子どもの頃、よく作って遊んだ色水。
色水も単に作って「きれいだなあ」と楽しむだけでなく、レモン水や重曹水を用意すれば、庭先が即席の理科の実験室に!
同じ色の花で、同じ色の色水でも、レモン水や重曹水を入れると、花の種類によって、全く違う変化を見せます。
物の性質というのは見た目だけでは分からないということが、身をもって実感できます。

もう少し余裕があれば、コーヒーフィルターを使って、色を分離する実験をすることもできますが、このサイトは実験教室のサイトではないので、ちょっと割愛(笑)
興味のある方は「ペーパークロマトグラフィー」で検索して見てくださいね!