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秋の花壇作りにおすすめの花(その1)

暑い夏が終わり季節の変わり目を過ぎると、咲いている花で秋がやってきたのを感じることがあります。ここでは秋の花壇をにぎわせてくれる花のうち、パンジー、マーガレット、コスモス、キンモクセイについて、特徴や育て方のポイントをご紹介します。
まだ、夏はこれから本番ですが、今から秋の花壇のプランを考えてみてはいかがでしょうか?

パンジー

秋の花壇作りにおすすめの花(その1)

「もの思い」「私を思って」など

パンジーはスミレ科スミレ属の花で、草丈は10~30cm程度の小型の園芸植物です。開花期は10月下旬から5月中旬までの間で、赤、ピンク、黄、オレンジなどカラーバリエーション豊富な花を咲かせます。

寒さには強いので、寒冷地以外では露地でも越冬が可能です。ただ暑さには弱い花であると言えます。

水は乾いたらたっぷりとあげるようにしましょう。肥料は花が咲いている間、あげ過ぎに気をつけ定期的に追肥します。
葉がいつまでも乾かないと、灰色かび病になることがあります。特に冬場の水やりは午前中に行い、葉が長時間濡れないように気をつけて下さい。

また暖かくなり、苗が弱り気味の状況だとアブラムシがつきやすくなります。花がらをまめに摘んだり、葉っぱが密集してきたら少しすいたりするようにします。

マーガレット

秋の花壇作りにおすすめの花(その1)

「真実の愛」「信頼」「恋占い」など

マーガレットはカナリア諸島原産のキク科モクシュンギク属の多年草です。草丈は30~100cmで開花期は11~5月になります。開花期が長く、白、ピンク、赤、黄などの色の花を咲かせます。

高温多湿や寒さという日本の気候に弱く、もともとは温室での栽培が中心でした。しかし5~11月は日当たりのよい屋外でも栽培できるようになりました。ただ梅雨の季節は雨が当たりすぎない場所で育てるのがおすすめです。

花壇では寒風が当たらない日当たりのよい場所に植えます。水はけに問題があれば、土を盛ったり、腐葉土などをすき込んだりします。

土の表面が乾いたらたっぷり水を与えますが、夏場は乾き気味がよく、花が咲いたら水がかからないようにすることも大事です。

春と秋に置き肥として緩効性肥料を施し、11~4月は液体肥料に変えるようにします。

コスモス

秋の花壇作りにおすすめの花(その1)

「調和」「乙女の純真」など

コスモスはキク科コスモス属の一年草で、和名が秋桜となっているように秋を中心に花を咲かせます。

メキシコの原産で、草丈は50~120cmが一般的ですが、中には2mを超すものもあります。花の中央は黄色で、ピンク、赤、白などの花びらが取り囲みます。

環境さえ合えばすぐに自生するため、季節がやってくると全国でコスモスの花を見ます。初心者でも育てやすく、開花期も長い花です。

春から初夏にかけて種をまき、夏から秋にかけて花が咲きます。日当たりと水はけさえよければ、少々やせた土地でも育てることができます。

ただ花壇などで育てる場合、茎が長く伸びてきたら支柱で支えることが大事です。放っておくと倒れてしまい、見栄えが悪くなります。

なお寒さには弱いので、日本では秋までの花になります。

キンモクセイ

秋の花壇作りにおすすめの花(その1)

「謙虚」「気高い人」「真実」など

キンモクセイはモクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹です。中国南部が原産で、日本には江戸時代に入ってきました。多くの都道府県・市区町村の自治体の花に指定されているほど、日本では知名度の高い樹木です。

開花期は9月中旬~10月下旬でオレンジ色の小さな花をたくさん咲かせます。一番の特徴は花が放つ特有の芳香です。花よりも先に、香りで秋がやってきたことに気付きます。

雄株と雌株に分かれており、雄株のめしべは形だけで実はできません。キンモクセイの果実を見たことがある方は少ないでしょうが、これは植えられているのがほとんど雄株だからです。

木の高さは3~6mで、観賞用として公園や庭先に植えられているのをよく見ます。

湿り気があり肥よくな壌土質の土を好みます。夏は水切れにならないように注意することが大事です。2~3月に寒肥として有機肥料を中心に施します。

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お気に入りのお花は見つかりましたか?
これらの花はいずれもよく知られた花ばかりで、特別育てるのに難しさはありませんので、ぜひいろいろ楽しんでみてくださいね。

次回も、秋の花壇におすすめのお花をご紹介する予定です。

(追記:秋の花壇作りにおすすめの花(その2)はこちら)

2019年7月29日 | エクステリアコラム