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防犯面などを考えると、門扉・門柱は設置した方がいいのでしょうか?

防犯面などを考えると、門扉・門柱は設置した方がいいのでしょうか?

「設計部の日常ブログ」となっていますが、これからは、時々、よくあるご質問にお答えしていきたいなと思っています。
不定期更新ですが、よろしくお願いします(^^)

今回は、防犯をテーマに書いていきたいと思います。

1:最近は、門やフェンスを設けず開放的な空間を演出したオープン外構のおうちが多いですが、防犯面を考えると、しっかり柵で囲われたクローズ外構の方がよいのかとも思うのですが、どうでしょうか?

侵入者に対する防犯を基準として考えると、確かに、クローズ外構>オープン外構 となりますね。
単純に物理的に侵入が困難になりますので・・・
しかし、逆に言うと、一旦敷地内に入ってしまえば、周囲からの視線を気にせずに動き回れるという、侵入者にとっては大きなメリットになってしまうことも考えられます。
オープン外構だからといって、防犯策がないわけでも、クローズ外構だからといって、絶対に安心というわけでもありません。
費用対効果としてどこまでの防犯性を求めるかも含めて、ご相談されるのがよいかと思います。

2:オープン外構でも防犯性を高めるには、どのような対策がありますか?

門扉や塀を作ったほうが防犯面では安心というイメージがありますが、実はそうでもないのです。
かえってオープン外構のほうが人の目が常にある分、防犯面がしっかりしている場合もあるでしょう。
見知った仲で敷地内の状況を気に掛けておくということは大事です。

その他、考えられる対策としては、
・音の出る砂利を敷きつめる
・センサーライトや監視カメラを設置する
・カメラ付きインターホンを付ける
・防犯性の高いドアや窓にする
・窓の設置位置を変える
・外部から上階に侵入できないように、余計な出っ張りを極力なくす
などの工夫が考えられます。

毎日生活するおうちですから、デザイン性だけでなく、安心・安全も考えた上でお庭作りも考えたいですね。

2018年12月27日 | エクステリアコラム